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 副題の通り「むき出しの真実ほど恐ろしいものはない」すでに囲い込まれている状態から抜け出し、物事を正しく判断するのにはどうしたらよいのだろうか?

 副題に、「むき出しの真実ほど恐ろしいものはない 悪魔の用語辞典2」と書かれており、第1巻が存在することが分かるが、先にこちらを読んでしまったので、もしも機会があったら取り上げてみたい。

 この本は、副島隆彦さんとそのお弟子さんたちによる共著で、今の世の中ではすでに通説・定説となっていることや、ごくごく当たり前に行われてきたことに関することの裏に隠されていることが分かりやすく書いてあるというのが特徴である。それぞれの置かれている立場や状態が違うので、必ずしもこの本で取り上げられていることが全て悪いという訳ではない。そのおかげで恩恵にあずかっている人たち、というのか、助かっている方達もおられることも事実だし、非常に判断の難しい例が取り上げられているからだ。その良い例が「安楽死」で、112ページには、副島氏の別の著書「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち」の引用とともに、この部分の著者である石井利明さんの文書として『安楽死は「痛いのは嫌だ!辛いのは嫌だ!」という功利主義から誕生した。死を神が決めるのではなく、人間が決めることにしたのも説明(副島氏著書引用)にあるような功利主義である。』と書かれ、この項目の最後の117ページには「私は、その人それぞれの生き方(死に方)を尊重するような世の中になって欲しいと思う。自分が生き生きと生き、死ぬために法がある。安楽死の問題では、積極的、消極的とかいう考え方より、もっと大きな思想を基にした枠組みが必要なのだ。その枠組みを出来るだけ尊重するのが安楽死を認める条件であるべきだ。」と締められている。この問題はそれぞれの置かれた状況や生き方が大きく絡んでくるのでそう簡単に解決出来る問題ではないのだが、指針の一つが示されているのがよい。これをきっかけにして、自分の場合はどうありたいのか、家族でどうするのか考えて自分たちなりに結論を出すのが良いだろう。

 筆頭の副島隆彦さんの著述部分で個人的に秀逸に思えたのは巻頭の文として書かれた「文学の世界に隠された差別」、『ランボー「酔いどれ船」に隠された真実』、「人類の歴史は病原菌との戦いだった」、「温泉宿の真実が伝わらない」「なぜ日本人はヨーロッパが分からないのかーそれはメディチ家を理解しないからだ」、「フィレンツェを理解しないとヨーロッパが分からない」という見出しで書かれた部分。もちろん今現在残っている全ての文学や芸術作品が何か真実を覆い隠しているものだとは思いたくない自分がいるのも真実で、全てが悪いものだ、としか物事を捉えられなくなってしまうと、とても「感謝」どころではなくなってしまうので考えものなのだが、現実の問題として、どうも今ひとつメディアを通して入ってくる情報が限られていることを考えると、副題の「むき出しの真実ほど恐ろしいものはない」がズバリ的を得ているのだ。そして、物事を本当に正しく捉え、判断するのが難しくなってくる。僅かであっても、気付きたい人にお勧め。

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