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 「宗教の裏」に隠されているもの。結局考える事をやめてはならない。

 何とも刺激的なタイトルである。実際この本は2007年2月28日第一刷と書かれており、なんだかんだ言って20000部売り上げたのだが、「反ユダヤ主義をあおる内容だ」として販売取りやめになってしまったといういわくつきの本なのだ。下のアマゾンのリンクは、あくまでも中古品が対象で、他のネットの本屋さんでは入手不可なのでリンクを貼りませんでした。ベンジャミンフルフォードさんと適菜収さんの共著で、対談の形で書かれている。それでは実際の内容はどうなのか?というとこれがなかなか充実していて読み応えがあり、いろいろと考えさせられるという点では結構良い本なのだ。

 26ページにベンジャミンフルフォードさんの発言として、『高校の時にキリスト教原理主義の人に「ある立派なおばあさんがいたとする。彼女は一度も罪を犯さなかった。貧しい人、困った人を助けるために一生を捧げた人だった。でも、彼女はキリストが神だと信じていない。この場合、彼女が死んだらどうなるのか。」と聞いた所彼は迷わず地獄へ行くと答えた。』と書かれていた事だ。キリスト教に限らず、他の宗教でもこの質問に対してきちんと納得のいくような回答が出せるのだろうか?という事である。明らかに何の役にも立たないような人がただ「キリストを信じている」という事だけで沢山の人の為に働いた人よりも良い所へいける等のはどうも納得いかないのだ。
 99ページから103ページに「イエス・キリスト誕生以前の人はみな地獄行き!? キリスト教哲学の矛盾!!」という小見出しで書かれているのだが、著者のベンジャミンフルフォードさん、適菜収さんともにキリスト教の全てを否定している訳ではなく、その成果もきちんと認めておられる事も特筆に値するのだ。あくまでも不要な感情に走らず、物事を正しく見ようとする姿勢は見習うべきだと思う。そのようにありたいと思う。
 この項目の最後の103ページには、ベンジャミンフルフォードさんが「3大宗教がもはや時代の要望にこたえられなくなっている。(中略)それぞれのいいところをとったような融合的な思想をみんなで探している。」と発言しておられ、これも社会問題なのかと感じた。ただ結構複雑なので一筋縄ではいかない事は確実である。

 209ページから213ページに「一神教と多神教の二元対立は無意味! でも単一神教と唯一神教は全然違う!!」という小見出しで適菜収さんが書かれておられるのだが、今まで誰も明確な形で説明されていなかった事が書かれていてとても貴重な部分だ。宗教と現代社会がどのように関係しているのか?という事を考えたい人にはお勧めです。

ニーチェは見抜いていた ユダヤ・キリスト教「世界支配」のカラクリ
ベンジャミン フルフォード 適菜 収 Benjamin Fulford

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