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ご訪問ありがとうございます!感謝力を高めて人間性を高め、最終的には良くないことであっても感謝出来るようになれると、意識が変わり、人間性の高い人が増えると世の中が変わります。まだまだ修行が足りない身ですが、一緒に頑張りすぎない程度に頑張りましょう。
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 当たり前のことを当たり前にすることの大切さと難しさを再認識。

 2006年10月3日が初版の発行日として本の後ろに記載されている。かなり話題になった本なので、読まれた方もおそらくおられるであろう。3ページの「はじめに」というタイトルで『最近「国家の品格」(藤原正彦著、新潮新書)に関心が集まっていますが、品格ある国家は品格ある個人の存在が前提になります。品格ある一人一人の個人があってこそ、品格ある家庭が、品格ある企業が、品格ある社会が成り立つのです。その逆ではありません。まず個人の品格ありきです。』と書かれており、ほんの数年前にも関わらず、品格が問題になっていることが伺える。その続きとして『正義感、責任感、倫理観、勇気、誠実、友情、忍耐力、持続力、節制心があり、判断力、決断力、に富み、優しく思いやりがあるなどどいう美徳は品格ある人間であるための重要な要素です。また、自分の利益だけを追求しない、弱い人をいたわり助ける、強い人におもねらない、自分の受けた親切に恩返しをするなどの行動規範は、どの宗教や道徳でも強調されております。逆に「勝てば官軍」「稼ぐが勝ち」などの手段を選ばずという生き方は卑しいとされております。(中略)もちろんそういう教えはあっても、人間なかなかよいことは出来ず、悪いことをしてしまう存在です。』と続いており、その難しさにも触れられていると同時にその手の規範が緩んできているということを感じているのだ。どうも宗教は何処もあまり用をなしていなさそうな印象を受けるが、この手の本が結構読まれているので需要があるということは確実だろう。当然と言えば当然なのだが、一言で言ってしまうと「当たり前のことを当たり前にやる」ということに落ち着いてしまうのだが、これが以外に難しい。実際に読んでみても、これを実行するのは自分には難しいだろう、と感じてしまうこと、いったいどうやってこれをするのだろうか?どうすれば出来るのだろうか?と考えてしまったことが書かれている。その辺りが踏み込まれていれば、もう少し良かったかな?と感じた。

 このブログのテーマである「感謝」に関しても58ページから61ページにかけて『魔法の言葉「ありがとう」』とう見出しで書かれ、正しい使い方について触れられているのでお薦めです。60ページには、『もっとも「恐れ入ります」とか、「失礼ですが」という言葉には何か伝える文章の冒頭に置くと当たりがとても柔らかになります。』とその効能にも触れられている所が良い。61ページには「断る時には結論だけ伝えるのではなく、どうしてそう言わねばならないのか、丁寧に理由や背景を説明しましょう。」と書かれており、著者の坂東真理子さんが相手への気配りを重視されておられる、ということが分かる。

 一通り目を通すだけならば、数時間で読めてしまうのであまり時間を取れない方にもお薦めです。

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坂東 眞理子

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