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 創造主としっかりとつながるためのツールの一つとして生かすがよろし。決して書いていることの鵜呑みは厳禁!!

 タイトルを見た時に、「おそらく、今まで読んできた他の本と同じようなことが書かれているのではなかろうか?」と思いながら読んでみた。具体的な「同じようなこと」とは、「わがままをなくせ」、「自他同然」等である。それが出来るようになるためには一体何をしたら良いのだろうか?もちろん、どうしても出来ないことがあることと、置かれている状況にもよるので表面的には同じような問題を抱えたとしても最終的に下す決定は正反対であることが正解の場合もあるので一概には言えないからである。
 いざ実際に読んでみると、「エノクの鍵」という本を引用した所が多く、これを読んでいないと分からない所があるのは否めない。具体的な例として65、66ページに「Kodoish,Kodoish,Adonai,Tesebayosh」(コドイシュ、コドイシュ、アドナイ、サバヨス)と唱えるマントラが挙げられており、その効能として67,
68ページに宇宙人からの拉致を逃れた例が書かれている。もちろん、引用されているのはこれだけではない。少なくともこの記事を書いている時点では「エノクの鍵」を読んでいないので、本当の所は理解出来ていないというのが正解で、せっかくブログを訪問して下さった方には申し訳ありませんが、いずれ機会があったら将来的に読んでみようか、と思っているのでその時までお待ちください。

 タイトル通りの「パワーをもらう生き方」とは具体的にどのようなものなのか?と言うと、この本ではどうやら「創造主としっかりとつながること」らしい。96ページには「キリストの時代から人類は。ただ私たちの思考を人生のポジティブな面に集中させ、愛、喜び、そして光を人生に存分に受け入れるだけで、闇の一族が張り巡らしたクモの巣を断ち切ることができる、と教えられてきた。今やただ一つの質問は、、私たちはいつになったら光の存在と足並みを揃え、そうすることで闇の一族との繋がりを断ち切って、精霊から私たちに与えられた贈りものにお返しをするプロセスを始めることができるか?ということである。」と書かれており、もうそろそろ次の段階へ踏み出すべき時が近づいているのではなかろうか?ということが伺える。そして168ページから225ページにわたって主に呼吸、ヨガ、瞑想、チャクラ、マントラ等を用いた光の存在とのつながり方が書かれているのだ。本の出典場所としてはかなり前に戻るが、31、32ページには「ONEの法則」として、『「ONEの法則」によれば、宇宙には重要は法則は一つしかなく、それが「ONEの法則」である。ONEの法則は、あらゆるものは同じ源から生じたのであり、その源とは無限の創造主、つまりONEである、と言う。ONEの法則は二種類の働き方をする。一つは他者への奉仕、もう一つは自己への奉仕である。高度な進化を遂げた存在、そして光の存在たちは他者への奉仕を行うのに対し、堕天使は自己への奉仕を行う。』とまとめられている。

 大筋ではさほど変わった所はないのだが、具体的に自分に合った方法を探す一つのツールとして読んでみるには良い本である。ここでも21ページには「ファーストコンタクトは、宇宙人(エンジェル、光の存在)が私の夢の中に入ってくることで、始まった」という見出しで書かれており、全ての人が納得ずくで読み進められるとは思えないからだ。もちろん、沢山の人が宇宙人とコンタクトした、やら、妖精やら天使やら既に亡くなっている人の訪問を受けた等々の経験をしている以上、全て否定してしまうのもどうか、と思うのだがそのまま鵜呑みにするのも恐いものがある。もちろん、それが正しいのかどうか、自分で判断出来る方法を持っていればそれに超したことはなく、そのような方は決して騙されないから大丈夫ななずだが、大抵の人はその術を持たないのだ。それを踏まえた上でお読みくださいませ。

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 この本は2010年8月31日が初版発行日とされており、わりと新しい本である。著者のゼカリヤ・シッチンさんのプロフィールは1922年パレスチナ生まれのユダヤ人。言語学者、考古学者。(中略)長年にわたりイスラエルを代表するジャーナリスト兼編集者として活躍。現在はニューヨークに住み執筆活動に専念。シュメール語文献を解読出来る学者は全世界200人足らずという中で、最も有力な学者としてその名を挙げられている。と書かれており、この手の第一人者であることは間違いない。

 14章の本文の前にシッチン説骨子として「古代シュメールのアヌンナキ神話は、実話ドキュメント」『アヌンナキの故郷はNASAも探索中の太陽系第「12惑星」』「アヌンナキの地球到着は45万年前」本書の骨子として「ピラミッドはアヌンナキの宇宙基地として利用されていた!」「エルサレムは宇宙管制センターとして作られたものだった!」『スフィンクス「地球の門を開く偉大な神の役割」』と簡単にまとめられているので、概要を理解するためには便利である。そして、どのような前提でこの本が書かれているのか?読み進めるためのよいヒントとなっているのだ。

 私自身があまり考古学に詳しくないこともあり、後ろの方の章で取り上げられているピラミッドの検証や遺跡から発掘されたものの関することには触れられないので、本を直に読んで頂くより他に方法はないのだが、一部では「地球の創造主、神々=宇宙人説」というのは以前から存在するので、興味のある方はこれもまた検証されると良い。

 第1章は「創造主(アヌンナキ)との生活の場から追放された人間はエデンの園=不死の水をこうして求め始めた……」という見出しで書かれ、人類創世とされている頃からこの章では大航海時代が一番新しいのだが、かなり長い間人間たちが「不老不死」を求めてきたのか、ということがわかる。今では命あるものは必ず死ぬということを受け入れられるようになったのか、それともこの地球上では「不老不死」を実現できるものはない、というのが分かったのか、それとも他に要因があるのかわからないが、特に権力者を中心に多くの人が求めて地球上をあちこち探していたのだ。確かに宗教では「死は終わりではない」と教えている所もあるし、竹取物語ではかぐや姫がおじいさんとおばあさんに不老不死の薬を渡してから月に帰っている。シュメールからかなり距離的に遠いと思われる日本でも、不老不死の昔話が存在することを考えると、かなり遠い所や外見や生活習慣が全く違うからと言って全くの無関係とは言い切れないだろう。そうなると結局「人類のルーツを辿ると結局同じ何人かの親にたどり着く」という説や、この本の中で書かれていることも単なる言い伝えだけで片付けず、自分なりに研究してみた方が良いのではなかろうか?と思えてくる。大抵の場合、子どもの頃に子どもが理解出来るような内容しか聞かされていないので、深い所まで理解出来ているとはとても思えないからだ。そして166ページから「聖書の物語は事実であり正確であった」というタイトルで、176ページから「天国から地球にやってきた神々ーシュメールの発見」というタイトルで書かれ、その関連性が説明されている。

 このような内容なので当然と言えば当然なのだが、考古学に興味のある方が読まれた方がより深く理解出来、あまり詳しくない人には目を通すだけで手一杯になってしまうので、それを心に留めてお読みください。


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 今現在起きていることと科学的視点からの日月神示。神話・伝説を侮るなかれ

 この手の本を読むとき、書かれていることをそのまま鵜呑みにしない、ということは大切なことだ。書かれていることが全て正しいとも、間違っているとも言えないことが多いからだ。ただ、そこから何を学んでいくのか?ということは自分自身の使い方、理解力にかかってくるからだ。

 本の最初と、文書の中に沢山のグーグルマップの写真が載せられ、今となっては植物に埋もれてしまって気付かない「人工的地形」が示されている。それが、「地下神都」の可能性を示している。昔から「地下都市」の伝説は沢山残っているのだが、それが確実にあると証明されていないようだ。そして、98ページから103ページにかけて最も具体的に検証されている。

 「第一楽章 現存する神々の世界と縄文の神々」と題された章には特に90ページから97ページにかけて詳しくゲルマン神話と聖書に出てくる神々と日本の神話・伝説の神々の対応がなされていて中々興味深い。それほど詳しい訳ではないのだが、確かに世界各地には多神教?か、とも取れるような神々の神話や伝説が沢山残っている。

 「第二楽章 神国日本の地政学」と題された章には、142ページから149ページにかけて「源義経は生き延びてチンギスハーンになった」という伝説について書かれている。これもかなり長い間言われているのだが、確実に証明されたことはなく、一つの可能性に触れられていると取れば大丈夫だろう。

 「第三楽章 神示を通して考える神々の主張」では、この本の中では最も詳しく日月神示と火水伝文(ひみつつたいふみ)について触れられている。日月神示は最近結構有名になったのでここでは触れないが、170ページによると「科学技術に関して人類の知識の過ちを指摘する神示をおろしている。」と書かれており、今まで学校で教わってきたことや、常識とされていることが全く反対であったら……、と考えるとこわいものがある。今まで本来行くべき方向とは違う方向へ追いやられてしまい、気付いた時にはもう遅く、引き返せなかった、となるともうどうにもならないからである。そして具体的に188ページから192ページにかけて「電磁気学の矛盾」、「熱力学の矛盾」として具体的に説明がなされているのだが、これについては興味のある人しか分からないかもしれない。説明がなされているだけでも著者の方が良心的だと言うことがわかるので良いとしよう。恐ろしいのは183ページから184ページに書かれている『経済破綻を「ゼロ・リセット」するために戦争が不可欠』というところで、これで戦争が地上からなくならない理由の一つが分かったような気がした。こうしないと維持出来ないシステム自体がやはりおかしいのだろう。

 「間奏曲 神随(かむながら)の歌」では神話と宇宙を結びつけた内容が、「第四楽章 新ー地政学と技術政策論」では神話・伝説と現在の技術を結びつけた内容が、『終曲 次世代の世界連邦に向けた「新ー地政学構想」』では科学技術や現在の社会問題について触れ、「再演 地球環境の破壊、世界経済システム破綻の前に」では「最後にー神示は信用出来るのか、神示にどう対応すればよいのか」という段落がもうけられ、おそらくここが一番役に立つと思われるので今後様々な変化に振り回されないためにもお薦めです。

 この本の特徴は、「日月神示」を取り上げながらも決して変に宗教臭くなったり、オカルト的にならずに科学的な切り口や今現在起きていることを交えた書き方がなされている所である。

神々の地政学 日月神示と日本の地下神都 シャンバラ/アガルタ・ネットワーク (超知ライブラリー)
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 迫り来る天変地異に先人の知恵から学び備えよう!

 この本は元々マーシャル・マスターズさん、ジャニス・マニングさん、ヤッコ・ファン・デル・ウォルブさん3人による共著で、英語で2007年に出版され、2009年10月31日付けで日本語翻訳版の初版出版日が記されているので、本の中に書かれている図が少し遅れてしまっているものもある。現に54ページから69ページにかけて惑星X(ニビル)と太陽の距離の予測が書かれた図が掲載されているのだが、一番最初の日付は2007年4月15日で、既に過ぎてしまっている。これを役に立たないもの、と取るのか、惑星Xの軌道を知るためには有効、大切な資料を取るのかは読む側の判断に任されていることである。

 70ページから86ページにかけて聖書とコルブリンバイブルという昔の本に記された惑星Xの接近によってもたらされた天変地異の記録が書かれている。コルブリンバイブルは「古代の宗教とは無関係の学術書で、聖書とそのほかの知恵の書からの物語を幾つか交互に記載している。」(393ページ)書物で、残念ながら日本語訳は今のところ出ていない。http://www.kolbrin.comという英語のサイトが存在するので、興味のある方は訪問されたし(398ページ)。76ページから79ページにかけて「歴史上最悪のシナリオ」という見出しで、80ページから86ページにかけて「歴史上最善のシナリオ」という見出しで書かれ、この本が単に天変地異を煽り、読者を不安に陥れ脅すことが目的ではない、ということがわかる。現に85ページには『本章を読み終えて「果たして生き残れるのだろうか?」と自問する読者がいるかもしれない。心配無用!人類はかつて生き残ってきたわけだし、これからもそうだ。だからこそ、古代人がこれほどの苦労をしてまで、その経験と知恵と予言をゲ現代の我々に伝えようとしてくれたのだ。』、237ページからの第四部には「2012年、自分の身は自分で守れ!」というタイトルで何をどれだけ準備したら良いのか?ということが具体的に書かれているのだ。いづれにせよ、非常時でも生活が出来るように現物を用意しておく必要があるのは確実なので、興味のある方は参考にして準備に取りかかって頂きたい。

 特筆に値するのは373ページに「最も生存の見込みのある人」という見出しで「惑星Xのもたらす苦難と2012年を最も耐えられそうな人々とは、オープンソースの開発者やフェアトレード・コーヒーに取り組む商人、無利子の貸し付け業者などだろう。それというのも、彼らの他者への愛と命の尊厳に対する変わることのない敬意があれば、行く手に待ち受ける試練に直面するとき必要な類(たぐい)の生存の為のコミュニティが作れるからである。」と書かれていることだ。正に共存・共栄・弥栄以外の何ものでもないのだ!。このような概念が西洋人から出て来るのだから、本来元々そのような文化で育った東洋人が気付かないのはいささか情けなく感じてしまう。ただ単に「わがままはいけません」と言われても今ひとつピンと来ない所があるが、このように書かれるとそれがどのように出てくるのか?ということが分かるので理解を深められる。

 昨今の天変地異は地球温暖化と言われているが、本来は太陽活動の変化によるもので、その変化に影響を及ぼしているのが惑星Xのようである。偉大な先人が残して下さった遺産を最大限に理解、活用し、これからの苦難の時期を乗り切ろう!天文学的な裏付けを知りながら、備えたい方にお薦め。

2012年に地球最接近! 惑星Xが戻ってくる 大変動サバイバルガイド (超知ライブラリー)
マーシャル・マスターズ ジャニス・マニング ヤッコ・ファン・デル・ウォルプ 宮本俊夫

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 薄いけれども内容がとても充実しており、実行するのは難しい!がためになる。

 以前、小池龍之介さんが書いた「もう、怒らない」という本をここで取り上げたが、今度は別の著者、スリランカ初期仏教長老という立場のアルボムッレ・スマナサーラさんによる本を読んでみた。複数の僧侶がほぼ同じテーマで本を出版しておられるあたり、今の人は「怒りたくない人」が増えてきているのと同時に仏教では「怒らない」ということがかなり大切なのだろう。

 第一章は『「怒り」とは何?』というテーマで書かれ、怒りとは何か?どうして怒るのか?怒るとどうなるのか?ということが詳しく書かれている。16ページには「大雑把にいうと、我々人間はこの二種類の感情によって生きていると言えます。ひとつは愛情の感情で、もうひとつが怒りの感情なのです。」と書かれており、怒りと愛情は表と裏の様なものであることが分かる。そう考えると、場合によっては怒ることも必要なのか?と考えてしまうのだ。32ページには『人間というのはいつでも「私は正しい。相手は間違っている」と思っています。それで怒るのです。「相手が正しい」と思ったら怒ることはありません。それを覚えていて下さい。』、35、36ページには『けれど私たちの心にある「私は正しい」という思考は間違いです。それを「私は正しいはずがないのだ」と訂正することです。「私は完全だ」「私は正しい」というとんでもない考え方は、一刻も早く捨てた方が良いのです。』と書かれて、解決の一歩が記されているのだ。結局「利己心」を捨てるということにつながってくるのだろう。

 第二章は「怒りが幸福を壊す」というテーマで書かれ、69ページに『本来楽しいはずの勉強でも、「テストで良い点を取りたい」「受験戦争に勝ちたい」「ライバルに差をつけたい」という気持ちになってしまったら、そこにあるのは怒りです。どうして戦うのでしょう。戦うからうまく行かなくて、苦しくなってしまうのに。(中略)我々はよく「怒るのは当たり前だ」などと言いますが、まったく当たり前ではないのです。』、74ページには「また愛情は、創造したり、何かをつくったり、育てたりする肯定的なエネルギーですが、怒りは、拒否したり、捨てたり、壊したりする否定的なエネルギーです。そしてその怒りはどこに生まれるかというと、時分のからだの中です。ですから怒りが生まれると同時に、怒りは自分を壊し始めているのです。」と書かれ、これではもう「必要」などどは言っていられない。結局なんだかんだで自分が一番損をするのだ。

 第三章は「怒らない人」というテーマで書かれ、125、126ページに「いつでも、リーダーになるのは怒らない人です。政治の世界にしても、お互いに合ったり、けなし合ったり、いろいろあるでしょう。そういう世界であっても、生き残っていい大臣や総理になる人は、何を言われても、かなり落ち着いてニコニコしている人でしょう。(中略)ですから、本物のリーダーはけっして怒りません。怒らない人はみんなの手綱をつかんでいるのです。」と書かれ、怒らない人だからこその特質が書かれており、他にも色々と触れられているので一度読まれると良い。

 第四章は核心の「怒りの治め方」というテーマで書かれ、139ページには『動物以下の無知な生き物にはなりたくないでしょう?だったら「怒るのは最低で無知な人である」「怒るのは人間性を捨てることだ」ということを理解して下さい。「怒っている自分には理解力も合理性も客観性も何もないのだ」ということを心の底から受け止めて下さい。それが出来るようになるともう怒れません。』ととても良いヒントが書かれているのだが、本当に理解し出来るようになるまでがとても大変そうだ。だからといって何もしないとその先の進歩はないので努力する必要があるだろう。174ページには『私のところには、ときどき、延々と議論したがる人々がやってきます。そして、「これはいけません。こんなことやったら困ります」といろいろ言い始めるのです。でも私は、話し合う時は感情で話すことを許しません。「ちょっと待って下さい。気持ちではなくて、何が問題なのか、なぜ問題なのか、そのポイントだけおっしゃって下さい」と言います。そうすると、大抵の人はそんなにしゃべれなくなってしまうのです。』と書かれており、人間が感情の動物とまで言われる故が分かる。そして、感情だけで動いているような人に対する方法も示されているのが良い。

 他にも『「正しい怒り」は存在しない』(68ページ)、『「殺してもいい」は成り立たない』(70ページ)、『怒りを「抑える」「我慢する」は大間違い』(140ページ)、『「怒らないこと」と「甘やかすこと」は違う』(148ページ)、『「きつく教えること」と怒りとはちがう』(177ページ)等、全体で203ページの薄い本だが、内容はとても濃く、一度読んだだけでは全てを実行し、身につけるのは難しいが、読む甲斐のがあるのでお薦めです。ただ、109ページ、110ページにわたって書かれている「いきなり理由なく殴られても怒らないようになる」までの道のりは機が遠く成るほど極めて遠い……と実感した。結局、自分の周囲に起きていることに「感謝出来るかどうか」が鍵なのだろう。

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