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ご訪問ありがとうございます!感謝力を高めて人間性を高め、最終的には良くないことであっても感謝出来るようになれると、意識が変わり、人間性の高い人が増えると世の中が変わります。まだまだ修行が足りない身ですが、一緒に頑張りすぎない程度に頑張りましょう。
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 「苦しい時ほど笑っていられるようはアホやバカ」が今こそ必要!

 村上和雄さんによる、2008年9月30日に初版発行とされている著書。本の表紙に英語のタイトルが書かれているのだが、「Stay Honest, Stay Stupid」となっており、さらに本のカバーの折り返しには「大きく深い鈍さを持て!利口であるより、愚直であれ」、裏の折り返しには「役立たずで、ムダなものこそ大きな突破口になる」と書かれ「愚か」さの重要性が強調されている。ここで言われている「愚かさ」とは、どういうことなのだろうか?村上さんは、ご自身の父親のことを霊として取り上げ、『東京大学で自然地理学を学んだあと、その学問、学歴をすべて捨てて、宗教組織の下働きとして働きはじめ、一生を尽くしてその人生を終えました。(中略)当時の東大出といえば、末は博士か大臣かで、同級生はみんな大企業の社長とか高級官僚とか偉い学者になっている。それにひきかえ父は田舎の組織で下足番のようなことをしている。(中略)同級生たちがリタイアして肩書きが外れ、みんな一人の人間に戻ってみると、信心の道を一筋貫いた自分のほうが、人間の厚みや深み、生きていることへの手応えや充実感などにおいてどうもみんなより勝っているように思える。「だから、おれは幸福だ」と負け惜しみでなく、しみじみ述べていたのです』と28、29ページに書かれているのだ。戻って12ページには『「苦しい時こそ笑っていられる」ようなアホやバカが、いまこそ必要なのだということを、私はこの本で述べたいのです。』と書かれ、視点をはっきりさせておられる。そして、その反対として同じく12ページに「笑いが減るのと平行するように、世の中に利口な人が増えました。頭の回転が早く、目先にことに鼻がきいて、機を見るのに敏。(中略)高級官僚や企業エリートたちなどの不祥事を見るにつけ、私はそうしたこざかしい知恵や知識の限界を目の当たりにするような思いがします。」と現実に起きていることに対することが書かれいる。確かに、会社ぐるみの不祥事が発覚した事件が報道されたりすると、努力して世間一般から良い学校と呼ばれているところに入り、同じく良い会社と呼ばれているところに就職し、社長になれたとしても、人生の後半、かなり年を取ってから不祥事を起こして逮捕されたら、今まで何のためにそれだけの努力をして来たのか分からないし、文字通り「人生を棒に振って」しまうので、最終的には賢いとは言えないだろう。
 しかし、このような内容の本が、宗教家と呼ばれている人ではなく、それこそ優秀とされている人によって書かれたこと事態が意味のあることなのだろう。不思議と言えば不思議なのだが、結論からいくと、「気づくこと」が大切なのかもしれない。どうせなら、どうしたら「苦しいときこそ笑っていられるアホやバカ」になれるのか?というコツも知りたかった。

アホは神の望み
村上 和雄

アホは神の望み
サンマーク出版 2008-09-24
売り上げランキング : 2001


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