忍者ブログ
ご訪問ありがとうございます!感謝力を高めて人間性を高め、最終的には良くないことであっても感謝出来るようになれると、意識が変わり、人間性の高い人が増えると世の中が変わります。まだまだ修行が足りない身ですが、一緒に頑張りすぎない程度に頑張りましょう。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 2004年5月10日が発行日になっている本で、英国人ジェームズ・アレンさんの著書。本自体は薄く、あとがきを含めて205ページなのだが、内容がとても濃いので一度読んだだけで身につけるのは中々難しい。ジェームス・アレンさんの著書を読んだのはこれが初めてなのだが、深い内容が書かれており、機会があったら他の著書も読んでみようかと思っている。
 この本は自分の物事に取り組む姿勢を考え、取り組む為に有益なので人生を真面目に考える方や、宗教に入信するのは気が引けるが、それに近いものを求めている方、自分の信心を強めたいと考えている方にお勧めです。
 人生に対してとても厳しい事が書かれている。一部分を挙げると14、15ページに「この世に生を受けたわたしたちが、自分の人生を通じて果たすべき使命とは、次の事につきるでしょう。いつも真実と向かい合っていること。たとえ遠回りして苦労を重ねても、知恵を深め、心からの歓びに到達すること。そして心の打ちなる敵を最終的に克服し、最後まで打ちのめされず、投げささないこと。」、186、187ページには「他人を制圧しても、一時的な支配者になれるだけですが、自分を征服することは永遠の勝利者になることです。(中略)人に支配力を振るえば、自分本位の王冠をかぶる事にあります。しかし、セルフコントロールで自分自身を支配することは。謙虚さの王位を授かることです。」、198ページには「日頃、人にひどいことをしている人は、他人も同じように、自分にひどい仕打ちをするものだと考えています。自分が被害を受けるのではないか、痛めつけられるかもしれない、と考えては落ち着かない気分になります。そして、実際に、人から打ちのめされて痛い目にを見ることにもなるのです。」等である。これらのことが本当に身に付いたらいちいち腹を立てずに毎日生活できるはずなのだが、現実には中々そうはいかず、出来るようになるまで当然時間がかかるし、自分なりの「修行」さえ必要になる。
 それを実行するにはどうしたら良いのか?と言うことに関して75ページに「誠実な言葉を語り、自分のやるべきことを果たして正しく生きる人を、この世は暖かく包み込むでしょう。ですから、人の非難や妨害、お節介な口出しや余計なことで脇道にそれて、時間とエネルギーを無駄にしないことです。」と答えも書かれている。一度読まれると良い。

 今現在で回っている商品は、文庫本化されたのが主流のようです。

答えはすべてあなたの中にある―なりたい自分に出会うための10章 (PHP文庫)
ジェームズ アレン James Allen

答えはすべてあなたの中にある―なりたい自分に出会うための10章 (PHP文庫)
PHP研究所 2006-07
売り上げランキング : 26809


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

楽天ブックスでお探しの方はこちらから。


hontoネット(旧ビーケーワン)でお探しの方はこちらから。
PR
 アセンション関連の概要を知るには最適!

 2010年6月30日発行になっている中丸薫さんの著書。比較的新しい方だ。こちらが本のタイトルを見て求めていた事と、実際に書かれていた事が多少違った、という事になってしまうのかもしれないが、読んでみてあれて、となってしまったところがある。タイトルからすると、いわゆる「アセンション」と言われ、これから起こるであろう変化にどのように備えたらよいのか?個人のレベルで出来る事は何なのだろうか?という事を考えてしまったのだが、そのような事は少ししか書かれていなかった。171、172ページに『日々の疑問を解決する「祈り」と「瞑想」』という見出しで書かれているところ、一部引用すると、「忙しい毎日の生活の中で、身の回りのことに心を常に揺すぶられ、自分の心を覗いても、湖面が波打っている。常にこのような状態では創造主の意思を感じることは出来ません。皆さんに投げかけられるメッセージは、皆さんの人生の中で本当にやるべきこと、自分でもやりたいと思っていたことと一致しています。そのインスピレーションは、日頃少し気になっていたことが解決するものだったり、今後の人生で目指すものに気づくことだったりと、小さなことから大きなことまで様々です。」その次の172ページから175ページに『「心」と「体」の浄化の具体的実践』という見出しで書かれているところこちらも一部引用すると「瞑想のとき、邪念がわいてきたら、いったん深呼吸して、その呼吸に集中します。背筋は伸ばしておきますが、緊張せず楽にやるために、壁に寄り掛かってやってもかまいません。」くらいである。あとは中丸薫さんの専門分野(!?)とも言うべき「陰謀論」がほとんどを占めている。いつもの事ながら、この手の本を読むとき、書かれている内容を全て鵜呑みにしてはいけない。何しろ自分で内容が正しいかどうか確認する術がないのと…著者や取材された人に直接コンタクトして証拠を見せたり、出してもらうような事が難しい…ということと、この手の本で「首謀者」とされている人はとにもかくにも狡猾なので、執筆に使われた資料の信憑性というのも全てが正しいと見てはいけないのだ。個人的な感覚だと、誰かが世の中を引っ掻き回しているという事だけは言えるかもしれない。
 56ページから58ページにかけて『「便利」はすなわち「無駄」を量産する事である』と言う見出しで書かれているところがあるのだが、これはこの本の中で秀逸で印象に残る箇所で、58ページには「多くの人間が生きていける穀物を家畜に与えることは、そのエネルギーは家畜をしばらく生かすことに使っているわけですから、相対的にエネルギーの分量を少なくしながらわざわざ食肉に換えている、ということになります。あまりにも無駄なことなのです。」と書かれている。ここ数ヶ月間の節電の奨励で、今までいかに無駄に電気を使っていたのか?ということを実感出来たのだが、便利さになれ過ぎてしまい、むしろものが「ない」生活の方がやりにくくなっているのだろう。
 文章が簡単で、読みやすいのが取り柄である。とりあえず、アセンション関連の事柄には一通り触れているので、概要を知りたい方にはお勧め。この手の内容の本を読みつけている人には物足りないだろう。

2013年、アセンション後の地球
中丸 薫

2013年、アセンション後の地球
青志社 2010-06
売り上げランキング : 19602


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

楽天ブックスでお探しの方はこちらから。


ビーケーワンでお探しの方はこちらから。
 薄いけれども内容がとても充実しており、実行するのは難しい!がためになる。

 以前、小池龍之介さんが書いた「もう、怒らない」という本をここで取り上げたが、今度は別の著者、スリランカ初期仏教長老という立場のアルボムッレ・スマナサーラさんによる本を読んでみた。複数の僧侶がほぼ同じテーマで本を出版しておられるあたり、今の人は「怒りたくない人」が増えてきているのと同時に仏教では「怒らない」ということがかなり大切なのだろう。

 第一章は『「怒り」とは何?』というテーマで書かれ、怒りとは何か?どうして怒るのか?怒るとどうなるのか?ということが詳しく書かれている。16ページには「大雑把にいうと、我々人間はこの二種類の感情によって生きていると言えます。ひとつは愛情の感情で、もうひとつが怒りの感情なのです。」と書かれており、怒りと愛情は表と裏の様なものであることが分かる。そう考えると、場合によっては怒ることも必要なのか?と考えてしまうのだ。32ページには『人間というのはいつでも「私は正しい。相手は間違っている」と思っています。それで怒るのです。「相手が正しい」と思ったら怒ることはありません。それを覚えていて下さい。』、35、36ページには『けれど私たちの心にある「私は正しい」という思考は間違いです。それを「私は正しいはずがないのだ」と訂正することです。「私は完全だ」「私は正しい」というとんでもない考え方は、一刻も早く捨てた方が良いのです。』と書かれて、解決の一歩が記されているのだ。結局「利己心」を捨てるということにつながってくるのだろう。

 第二章は「怒りが幸福を壊す」というテーマで書かれ、69ページに『本来楽しいはずの勉強でも、「テストで良い点を取りたい」「受験戦争に勝ちたい」「ライバルに差をつけたい」という気持ちになってしまったら、そこにあるのは怒りです。どうして戦うのでしょう。戦うからうまく行かなくて、苦しくなってしまうのに。(中略)我々はよく「怒るのは当たり前だ」などと言いますが、まったく当たり前ではないのです。』、74ページには「また愛情は、創造したり、何かをつくったり、育てたりする肯定的なエネルギーですが、怒りは、拒否したり、捨てたり、壊したりする否定的なエネルギーです。そしてその怒りはどこに生まれるかというと、時分のからだの中です。ですから怒りが生まれると同時に、怒りは自分を壊し始めているのです。」と書かれ、これではもう「必要」などどは言っていられない。結局なんだかんだで自分が一番損をするのだ。

 第三章は「怒らない人」というテーマで書かれ、125、126ページに「いつでも、リーダーになるのは怒らない人です。政治の世界にしても、お互いに合ったり、けなし合ったり、いろいろあるでしょう。そういう世界であっても、生き残っていい大臣や総理になる人は、何を言われても、かなり落ち着いてニコニコしている人でしょう。(中略)ですから、本物のリーダーはけっして怒りません。怒らない人はみんなの手綱をつかんでいるのです。」と書かれ、怒らない人だからこその特質が書かれており、他にも色々と触れられているので一度読まれると良い。

 第四章は核心の「怒りの治め方」というテーマで書かれ、139ページには『動物以下の無知な生き物にはなりたくないでしょう?だったら「怒るのは最低で無知な人である」「怒るのは人間性を捨てることだ」ということを理解して下さい。「怒っている自分には理解力も合理性も客観性も何もないのだ」ということを心の底から受け止めて下さい。それが出来るようになるともう怒れません。』ととても良いヒントが書かれているのだが、本当に理解し出来るようになるまでがとても大変そうだ。だからといって何もしないとその先の進歩はないので努力する必要があるだろう。174ページには『私のところには、ときどき、延々と議論したがる人々がやってきます。そして、「これはいけません。こんなことやったら困ります」といろいろ言い始めるのです。でも私は、話し合う時は感情で話すことを許しません。「ちょっと待って下さい。気持ちではなくて、何が問題なのか、なぜ問題なのか、そのポイントだけおっしゃって下さい」と言います。そうすると、大抵の人はそんなにしゃべれなくなってしまうのです。』と書かれており、人間が感情の動物とまで言われる故が分かる。そして、感情だけで動いているような人に対する方法も示されているのが良い。

 他にも『「正しい怒り」は存在しない』(68ページ)、『「殺してもいい」は成り立たない』(70ページ)、『怒りを「抑える」「我慢する」は大間違い』(140ページ)、『「怒らないこと」と「甘やかすこと」は違う』(148ページ)、『「きつく教えること」と怒りとはちがう』(177ページ)等、全体で203ページの薄い本だが、内容はとても濃く、一度読んだだけでは全てを実行し、身につけるのは難しいが、読む甲斐のがあるのでお薦めです。ただ、109ページ、110ページにわたって書かれている「いきなり理由なく殴られても怒らないようになる」までの道のりは機が遠く成るほど極めて遠い……と実感した。結局、自分の周囲に起きていることに「感謝出来るかどうか」が鍵なのだろう。

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)
アルボムッレ スマナサーラ

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)
サンガ 2006-07-18
売り上げランキング : 442


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

楽天ブックスでお探しの方はこちらから。


ビーケーワンでお探しの方はこちらから。


忍者ブログ [PR]
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリー
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
本の虫
性別:
女性
職業:
事務職の派遣社員
趣味:
読書、ヨガ、昼寝、音楽(クラシック、ジャズ)
バーコード
ブログ内検索