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ご訪問ありがとうございます!感謝力を高めて人間性を高め、最終的には良くないことであっても感謝出来るようになれると、意識が変わり、人間性の高い人が増えると世の中が変わります。まだまだ修行が足りない身ですが、一緒に頑張りすぎない程度に頑張りましょう。
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 決して鵜呑みは禁物だが、今は常識が覆っていく時代。

 2011年7月31日が発行日となっている飛鳥昭雄さんの著書。いつものことながら、この手の本を読む時は書かれていることを全て鵜呑みにしてはいけない。読み手としては情報源の確認が出来ず、真実の情報とそうでないものの判別が難しいことと、著者の方が何を重視しておられるのか?ということで同じ情報であっても解釈の仕方が全く変わってしまう場合があるからである。その辺を心に留めておきながら読めば、新たなに見えてくることがあるので全てを受け入れてしまうのも、否定してしまうのも両方とも危険だからである。
 私個人がこの本から見えてきたことは、1.今まで学校で教わってきたこととはかなり違うことが書かれていること。2.どこにおいても真実を隠し、認めないという傾向があり、その結果真実を知るということが難しいということ、ということである。
 1.に関しては314ページから316ページに「化石は短時間にできる!」という見出しで書かれているところ、254ページに『恐竜の最先端情報満載の鳴り物入りで登場した「ジュラシックパーク」も、公開と同時に、古典になってしまうほどの酢凄まじさで、恐竜学は大激変しているのである。』と書かれているところや、306ページに『炭素14法をはじめ、あらゆる放射性同位体は、それなしには到底意味をなさない大前提で成り立っているのだ。その大前提とは、"測定する年代の環境が現代の環境と全く同じ"という大前提なのだ。』、「しかし、われわれは先に恐竜の絶滅に際し、地球規模の大天変地異があったことを確認した。その時地球の環境はすっかり変わったはずである。」というところから読み取れる。これはこの本の一部分でしかないので、他の箇所からも綿密に探せば充分見つけられることだろう。
 2.に関しては、111ページに「アカデミズムの牙城を守るために、無理難題をJPLに押しつけ、白を黒にねじ曲げ、青い空を赤にすり替えさせたのだ。」と書かれているところに明白に出ている。隠蔽体質というのか真実を公表しないというのは企業だけではなく、あちこちにまかり通っているとも言えるだろう。決して事実でないことを公表するということを勧めるあるいは肯定するという訳ではないが、それだけ事実ないし真実を公表するということはそれだけ勇気がいる、ということなのかもしれない。知らされない方はとても不誠実あるいは騙されたように感じてしまうこともあり得るのだが、予測し得ないようなところに思わぬかたちで影響が出てしまうとやはりどうしたら良いのか考えてしまうことになるのだろう。著者は前書きの2ページに「読者には信じられないことかもしれないが、学者の世界は互いの説の絶え間ない潰し合いなのである。(中略)たとえば古代ローマにアインシュタインが生まれても、その相対性理論は決して認められなかっただろう。わかる者が誰もいないのだから。現代における問題は、"そのこと"を逆に悪用し、認めされせないよう暗躍することにある。」と書き、問題提起しているのだ。結局、何処も同じ秋の夕暮れ……ということになってしまうのだろう。
 ここに書かれていることも、もしかしたら将来さらに新たな事実が公表されて、過去のものとなってしまうことも十分あり得るのだ。それをふまえた上で、今の時点での情報として知るためには良い本である。

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 過去の歴史、あるいは現在起きていることの裏を知ろう!

 池田整治さんの2011年9月15日が初版発行となっている著書で、マインドコントロールの続編と言っても良いのかもしれない。2011年3月の東日本大震災がきっかけになって起きたことを中心に、表だけ見ていては分からないようなことを深く掘り下げて書かれており、池田さんがこれからのモデルにすべきと進めておられる江戸時代の制度に詳しく触れているという部分では、読むべき本だと思う。

 大震災の後、原発事故については色々と情報が錯綜し、現状がいったいどうなっているのか、何が真実なのか、現実に起きていることに対して我々がどのように対処すべきなのか?という部分に関して分からなくなってしまうことが結構あり、どうしてそのようになってしまったのか?ということが第一章に書かれており、沢山のことが関連しているために速やかに解決出来ないということが分かるのだ。39ページから41ページに「フクシマの真実」というタイトルで福島原発に関連したことが書かれており、ずさんな状態というのか、一般市民には分かりかねるようなことや、まともに活動している政治家さんたちが大変黒しているということが分かる。また、53ページから55ページには「愚かな政府の下ではどんな技術も宝の持ち腐れになる」というタイトルで、六月二二日に九州大学と東京大学がスーパーコンピューターと計算モデルを使ってフクシマで放出された放射性物質が太平洋を越えて海外に達した様子を正確に再現した例が取り上げられ、素晴らしい技術やシステムもいざとなったら責任転嫁したがる官僚にかかって無力化されてしまうという情けない現実が書かれている。しかも、単なる日頃あまり実感出来ない官僚の仕事だけでなく、このような姿勢が社会全体に広まって全てのグループや組織にこのような傾向が見られるという状態で、中々変えられないような状態である事が露見しているのだ。
 今あちこちから実態がよくわからないけれども注目の話題となっているTPPについてもこの本では『TPPの影響をまったく受けない日本」というタイトルで池田さんの見解が書かれている。それによると「わたしは参加しようが不参加にしようがどちらでもいいと思います。参加しても世界一の潔癖民族である日本人は食品添加物漬けの食品、特に農畜産物は買いません。噂が出ただけで一斉に買い控えてしまうのです。(中略)TPPに加盟したら、アメリカは今までのように日本に米国産の肉と米を買えと要求することは出来なくなるでしょう。「自由市場です。国民が買わないのですから政府は移管ともできません。」と答えればよいのです。』ということである。農産物関連はこれで大丈夫だろうが、他の面で、例えば国民皆保険制度がなくなると言う方もおられるのだが、このような面では大丈夫なのだろうか?と思ってしまう。どっちにしろ難しい決断が要求されることには違いない。
 江戸時代については第五章にまとめてかかれており、学校の授業では決して取り上げられないことが沢山取り上げられていてためになる。208ページから209ページには「江戸は住民の自治システムで機能していた」というタイトルで大名が幕府に上納する税金が一切なかったこと、自治という点では江戸一〇〇都市という通り、これだけの人間をわずか二四人の警察官で治めており、正確には北町奉行所と南町奉行所が月番交代で担当していましたから、実際に定番していたのは一二人でした、と今よりも遥かに庶民が安全な生活をしていた、ということ、欧米の社会の仕組みとは大きく異なる、ということが分かると同時に、本当のことがあまりにも伝えられていない、教えられていないということも分かるので、何故池田さんが江戸をモデルにすべきだとおっしゃる理由が分かる。194ページから203ページには過去に日本が鎖国した理由が書かれており、今までこれも学校の授業では決して取り上げられることがなく、その他の本でもなかなかお目にかかれなかったので貴重である。そして、198ページから200ページにかけてヨーロッパ諸国の植民地化の方法が書かれており、読む方にとってはとても貴重な情報なのだが、この手の内を取調官にしゃべってしまったスペイン船の水先案内人はいったいどういうことなのだろうか?いささかおまぬけな印象も受けるのだが、どこか辛いものを感じて話さざるを得なかったのだろうか?そのおかげで日本の植民地化は免れたのだが……これでは水先案内人の役に立ちません…。
 文書自体が読みやすく、分かりやすく書かれているのとあとがき込みで223ページとそれほど分厚い本ではないのでお勧めです。

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 単なる想像だけでなく、どのような生き方をしたらよいのか書かれている本

 2011年4月初版発行となっている浅川嘉富さんによる著書。この本の内容を理解するためには、1.宇宙人は存在する、ということと、2,神話は単なる作り話ではないということが前提となっている。それでないと内容が理解出来ないし、裏を返すとアカデミズムの穴というべきか、取り上げられないところを埋めるようなかたちになっているとも言える。
 宇宙人は存在する、という前提で書かれている箇所は第5章アセンション迫る!ーー龍蛇族の蘇りと日本人の果たすべき使命で、宇宙船に連れ込まれた経験をもつ人の話が書かれている。この方は宇宙船に連れ込まれただけでなく、日常生活の中で携帯電話で電話をしていると、奇妙な話し声のような雑音が聞こえるようになった(239~241ページ)こと、沢山の未来のヴィジョンを見せられたこと(242~260ページ)等が書かれており、本を読んでいる立場でのこちらからすればこれ以上真偽の確かめようがないということもあるのと、他にも同じような話をしている人がいる、という事を考慮すると怪しいと片付けてしまう訳にも、全てが真実だ、と受け入れてしまう訳にもいかない、というのが現状なので、自分なりに書かれている事をどのように受け止め、活用するのか?という基準をもつより他に方法がない。いい加減な事を書いているように思えてしまうのだが、今のところ一人一人の役割や意識が違う以上、やりようもないのである。
 神話、あるいは昔話は単なる言い伝えや昔の人の想像力が豊かだった、というだけでは片付けられない、ということに関しては第1章証拠はゾロゾロ出てくるーーアカデミズムが絶対認めない日本人のルーツ、龍蛇族系宇宙人の血脈、第2章神話に見る「龍と人類の混血」ーー神武天皇も龍のお姿をしていた!第3章封印された龍蛇族の真実ーー人間は龍神の分身でその子孫に詳しく書かれている。34~40ページには岩戸隠れ伝説が詳しく検証されており、一般的には日食を示すものとか、冬至を過ぎた太陽が弱まった力を取り戻す(つまり昼が長くなっていく)ことを象徴したものだというのが、一般的アカデミックの世界の解釈であると聞く。(中略)日食であれば数時間で完了してしまうから、各地から神々が集まって相談したり、踊ったりする時間的余裕がなどありえない。また、冬至を表すものだというなら、毎年繰り返す自然現象を特段取り立てて大騒ぎする必要もないだろう。(38ページ)6月と12月の晦日に宮中と全国の神社で行われる大祓の儀式で詠み上げられる大祓詞では、この須佐之男命の総称して「天津罪」としており(中略)これらの「天津罪」は天が引き起こした自然災害を表していると考えてなんらおかしくない。このことも太古に起きた自然災害を裏付けているように思える。(39ページ)と著者自身の調査と考察で書かれている。また、147ページにはマオリッツォ・カヴァーロ氏の「神がドラゴンの姿をしていること」こそが西洋におけるトップシークレットなのだ、という発言が書かれており、日本との基盤の大きな違いを感じられる。西洋においてキリスト教の教会が大きな権威を振るった中世は暗黒時代と言われることもあるが、まだその頃の影響が随分残っていると感じた。
 そして、これからどうしたら良いのか?ということに関しては330ページに人は誰しも、この世に生まれてくる前に、魂の学びに適した自らの人生のシナリオを描いてきているはずだから(中略)こそ、この本を手にした皆さんには現在の生活官庁を受け入れ、地に足をつけた生活をしていただき、それと同時に「いつ死んでもいい」と思えるような悔いのない生き方をしてほしいものである。と書かれていて、単なる想像や荒唐無稽とも思える内容だけで終わっていないところがよい。読んだ甲斐があった、と思えるからだ。これが、タイトルの「超潜在パワーのすべてを解き放」つための手段だろう。ただ、欲を言えばもう少し「パワーを解き放つ」具体的な手段と、龍蛇族の根拠を読み手がより強く感じられるように掘り下げてほしく思った。

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 情報の使い方をいろいろと吟味し、考えよう。

 2011年8月31日発行となっているベンジャミンフルフォードさんと飛鳥昭雄さんの対談本。お二方とも陰謀論に関する著書が多く、一般の人では手に入らないような情報を開示しているのでその信憑性がどうであるのか?という疑問はいつもついて回るのだが、ここ10年くらいの間起きている事を考えると、単なる作家の想像力の賜物などではとても割り切れない、説明出来ないような部分がある。大筋では彼らのような陰謀論者の節に向かって進んでいるとしか思えないようなところもあるので、全て否定してしまう訳にもいかず、どれが真実で、どれが違うのは見極めるのは毎度の事ながら難しい。但し、以下の点ではとてもためになる部分もある。

 1.メディアで報道されている事件が表面的な情報しかない、ということが分かる。31ページから38ページに植草一秀さんが逮捕された事件の裏話が、134ページから145ページに最近起きているアフリカやアラブ周辺諸国での民主化運動の裏話が、164ページから166ページと195ページから197ページにに旧約聖書の出エジプト記に書かれているモーセが杖でナイル川を打ち、川が血に変わったことと、宇宙人に拉致された人の例を上げ、仕掛けが書かれていたりで様々な情報操作が行われているというのか、世の中を誰かが引っ掻き回しているということが分かるのだ。

 2.「闇の支配者」と言われている人たちのルーツが意外に根が深く、「世に盗人の種はつきまじ」という事が事実だということが実感出来る。164ページから175ページに古代エジプトがヒクソスに侵略された出来事に触れられているのと、250ページから268ページに特定の宗教がベースになっている社会では、聖典や宗教書に書かれている預言とされているものを悪用し、それを自分たちの手で実現しようとしている人たちがいることが書かれ、宗教の影響の大きさも感じられるのだが、何しろ数千年受け継がれており、昨日今日でそれをやめさせたり解決させるのは難しいものがあると感じた。

 3.今現在、我々が入手出来る便利なものはごく一部で、使い方を間違ったら恐ろしい事になるのではないか?と思われるものが実は沢山出現している。290ページから296ページに詳しく書かれ、290、291ページには莫大な金がかかるが、脳細胞をふやすことが可能な技術をアメリカは手に入れていること、293ページにはつくられた現実にそいたい人もいること、295ページにはアヴァロンという映画についてふれ、ゲーマーが本当にゲームの世界に入ってしまい、そこから戻ってこない、という内容について、303ページにはコピー機にはデータが残り、データが最終的に回収されていたこと、ウィンドウズがバックドアから情報が盗まれていること、305ページから314ページは「リアルとバーチャルのはざまであなたも金融システムも宇宙の迷子になっている!?」という見出しで書かれているのだが、実在の人間が別の人になりすまし、確証が持てず、「自分がもともとどこの世界から来たのかわからなくなるようなことに発展する。」これでもまだ「リアルとアンリアルの間」であることが書かれ、現実の問題として便利さと引き換えに目に見えないものにいろいろと包囲されているというのか、あれこれと規制されているように思えてしまうのだ。

 目次の後、第一章の前に「真実を伝えたいなら、笑い話にする方がよい。そうしないと殺される。オスカーワイルド」と書かれているのが印象的で、ここで対談されたお二人がどれだけこれに徹したのか気になるところだ。意外に軽く受け流してしまうようなことに大きな意味があり、重大と思えることにはそれほど意味がないのかもしれない。

3・11人工地震テロ&金融サイバー戦争 二人だけが知っている超アンダーグランドのしくみ だまし討ちに気づかない日本人へ!これ以上毟られるのがいやならこれだけは知っておけ! (超☆はらはら)
ベンジャミン・フルフォード 飛鳥 昭雄 船井 幸雄[序文・解説・推薦]

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 感情は呼吸でコントロールできる。自分の意識を変え、家族で実践し真の平和を獲得しよう。

 2005年3月10日が初版発行日として書かれた、ベトナムの禅僧、学者、宗教指導者のティク・ナット・ハンさんの著書。副題に『心が安らかになる「気づき」の呼吸法・歩行法・瞑想法』とついており、あくまでも「実践するための本」という印象である。
 本の初めの方では特に「呼吸を使う」ことが重要視され、29、30ページには「意識的な呼吸」の練習が、34、35ページには呼吸を使った「哀れみをもって耳を傾けるための瞑想」の方法が、39、40ページには「否定的な感情を認めて変えるための微笑みの瞑想」の方法が、40、41ページには「肯定的な感情を認めて育むための瞑想」の方法が、46から48ページには「自分の善良な部分、自分の仏性を忘れずにいるための瞑想」の方法が、63、64ページには「腹式呼吸の練習」が69ページから75ページには「深いくつろぎの実践」が書かれている。特別に何か新たに道具を買う必要がなく、どこでも誰でも出来るのでとても便利だ。
 64、65ページには「感情はいきなりやってきて、しばらくそこにとどまっていますが、やがて去っていきます。つかの間の感情にどうして苦しめられる必要があるでしょうか?あなたは自分の感情より強ういはずです。これをどうか忘れないでください。危機にあったらすぐ意識的な呼吸に戻ることを思い出してください。」と、自分の強い感情を呼吸でコントロールする方法も書かれている。
 著者はベトナム戦争を経験しており、その中で奉仕活動をしてメンバーが殺されてしまったことが142ページから150ページまで沢山のページを割いて書かれており、このような状態の中での奉仕の難しさが浮き彫りになっているが、78、79ページには「私たちはみな戦争を防ぎたい、戦争をやめたいと願っています。そのために何かをしたいと多くの人が思っていますが、絶望感や無力感を覚える事も少なくありません。(中略)私たち一人一人が自分の意識を変えれば、全体の意識も変わっていきます。世界の意識を変えるには、個人が変わらなくてはなりません。」、80ページには「私たちは自由と安定と理解を育てるべきです。こうしたことを実践するのに僧や尼僧になる必要なありません。自分の中野善良な部分に心を開こうとするだけでいいのです。自分の仏性、愛の心を呼び覚ましてください。」と書かれ、結局自分が変えられるのは自分だけであること、問題は根源から解決するより他にないことが分かる。
 第六章「愛するとは真に存在すること」では子供がいる家庭で平和を築くための方法が沢山の例を用いて書かれており、日常生活の中でどうしたら良いのか?ということと、家庭の中での実践がいかに大切であるのか?ということが分かる。
 但し、52、53ページには『この実践は蓮の花と泥に例えられます。蓮の花は「泥なんていらない」とは思いません。泥があるからこそ自分が美しく咲けることを蓮はよく知っています。私たちも同じです。私たちの中に否定的な種、すなわち泥があります。これをどう受け入れるかを知っていれば、私たちは自らを受け入れられます。蓮の花に取って、泥を排除する必要はない。泥がなければ蓮は死んでしまうからです。』と書かれており、否定的なものを受け入れないと成り立たない、反対のもの、反対のことが必要であることも書かれている。
 読みやすい文章で書かれているので、読んで内容を理解するのは難しくない。
もっとたくさんの人たちに読まれてもよい本なので、心底平和を考える人、怒りたくない人にお勧めである。

あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ―心が安らかになる「気づき」の呼吸法・歩行法・瞑想法
ティク・ナット ハン Thich Nhat Hanh

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