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ご訪問ありがとうございます!感謝力を高めて人間性を高め、最終的には良くないことであっても感謝出来るようになれると、意識が変わり、人間性の高い人が増えると世の中が変わります。まだまだ修行が足りない身ですが、一緒に頑張りすぎない程度に頑張りましょう。
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ツキを呼ぶにはとにかく「感謝」! 

 イメージトレーニングの第一人者、西田文郎さんによる2008年4月が発効日となっている本。これもとてもわかりやすい文章で書かれており、少し気をつければ誰でも出来るだろう、と思われる方法が書かれている。そして、「日本アホ会」という会を主催されており、実現不可能かと思われる夢を実現しようというコンセプトで運営されておられる。7ページには「人が語る夢に対して一切否定的なことを言ってはいけないというルールがある」と書かれており、ある面では大変なことである。何しろどんなに「おかしい」と感じてしまうことや、「どうやって実現するのか?」と思ってしまうことであっても否定的なことであれば言ってはいけないのだから。

 108ページから「スポーツ選手も応用しているスランプ脱出法」という見出しで書かれており、「考えれば考えるほどドツボにはまるのだから、何も考えないことが一番の打開策である。」(108ページ)、「そして反省は絶不調の時でなく、絶好調のときにするのがツキを呼ぶ大原則である」(111ページ)と書かれており、意外な印象を受けた。

 かなり手厳しいのだが、54ページから『「運」と「不運」はすべて自分が決めている』という見出しで書かれており、理屈の上では納得できるが、心底この内容を理解できるようになるにはなかなか難しいものがある、と感じたのだ。例としてビンに入れられた野生のノミの話が書かれているのだが、必ず人はどこかでこのノミと同じような経験をするはずで、その場合どうしたら自分の限界を自分で決めずに伸ばし続けられるのだろうか?と考えたのだ。それに、どうしても人間は他人のことはよく見えるけれども自分の事に関してはいまひとつ冷静になれないようなところがあり、他人に対して言っていることとかなり違うことを自分の場合はやっている場合が多々あるのだ。現にある人が確かに「その言い分はごもっともだけど……」という話をしていたときに、私の頭の中には「そこでとどまっていては結局その程度のレベルに落ち着いてしまい、その先はない。」などと思ってしまったのだ。それは黙っていたのだが、その方の力になれたわけでもないし、何の解決にもならない。その方が望んでいれば、という前提になるが、どうしたらそこから脱却できるのか、示せたほうがよほど親切なのだ。望んでいなければただのおせっかいにしかならないので、そのままにしておいたほうがよいのかもしれない。

 そして、このブログのテーマの「感謝」だが、151ページから『脳を「快」にするには「感謝」の心が欠かせない』という見出しで書かれ、ぜひとも本を読んでいただきたい。付録として、メンタルトレーニングのCDがついているので、トレーニングをしたい方にはお勧めです。

※私事で恐縮ですが、2011年3月11日に火事になり、すべて消失してしまったのでしばらくの間ブログの更新が滞ることになると思いますがご了承ください。今回の更新はネットカフェからです。

ツキの最強法則―1日5分、7日で幸運がやってくる!
西田 文郎

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 何事もバランスが大事!これからは誰もが直面するであろう切実な問題に対処しよう。

 2006年7月が初版発行と書かれているので少し時間が経ってしまった所もあるが、今になって読んでみると意外なまでに成る程、と思えることが多かった。やはり、ビジネスで成功出来る方というのは先見の明を持っておられるのだろう。タイトルに「生き方」が付いている通り、単なる「お仕事」についてだけ書かれている訳ではないのもこの本の特徴で、194ページから198ページには「幸せに生きる為ための3つの柱」というタイトルで、『幸せと成功を両立させるためにバランスをとらなければならな三つのものとは、「戦略・マーケティング」「成功哲学」「精神世界」の三つです。(中略)成功を目指すためには戦略・マーケティングが重要視しているスキルを身につけないと結果は出にくいし、ポジティブマインドだけでは自我をコントロールできなくなり、欲望のままにただひたすら上を見つづける傲慢な人間をつくってしまう危険性があります。前の二つと比べると、やはり精神世界の本は、もっとも思想的には完成されているように見えます。ところが、この世界は欲望を手放すことの大切さを教えているので、この世界の価値観に傾倒すると仕事もお金もなにもかも放り出して世捨て人に走ってしまう危険性があります。』と書かれ、それぞれのメリット、デメリットが明確にしかも現実的に示されており、少なくとも私が今まで読んできた本の中ではこのことに触れられているものはなかった。他にも意外な落とし穴ともいえるのだが、『私はコンサルタントという仕事柄様々な人を見てきたので「自分が本当に望んでいるもの」をわかっている人は実は少ないと言うことを知っています。(中略)なぜ自分の望みがわからないか。それは、多くの人が自分の価値観でなく、社会や親から与えられた価値観に無意識のうちに盲従してしまっているからです。』と書かれており、これも意外に気付かないことである。

 著者の道幸武久さんは、このように現状を的確に踏まえた上で様々な現実に起きている現象を捉えれおられ、読むだけでそれが分かるということも貴重。 114ページには「結婚できない理由と結婚しない理由」という見出しで、54ページには『プロフェッショナル・マインドを磨き、「その道のプロ」として生きるか。努力を惜しみ、「下層サラリーマン」としての道を歩むか。極端に言えば会社の寿命10年時代には、選択肢はこの二つしかありません。』、172ページには「結果を出す人がプロワーカー化していく」という見出しで、235ページには『「自分探し」よりも「自分をどう売るか」に力を注げ!』という見出しでそれぞれ書かれており、具体的な方法も示されているので、これからの指針を探す方にはお薦め。ただ、自分のケースはどうしたら良いのか?ということに関しては、それぞれの置かれている状態や、得手不得手等にもよるので自分で良く検証して見つけるより他ない。今の世の中が、お金がないとものが買えずに生活出来ない、という状態にある以上、どうしても避けて通れない。その後、この著者さんは「会社の寿命3年時代の生き方」という本を出版されている。ぎょっとするタイトルだが、そちらも読んだ方が良いかもしれない。楽天ブックスとビーケーワンでは取り扱いがないので、リンクはアマゾンのみです。

 このような本が出ているのが現状ならば、何年も長く働けるような職場を探すのは…現実的でないというのか、至難の業というのか…もう無理なのだろうな。

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 副題の通り「むき出しの真実ほど恐ろしいものはない」すでに囲い込まれている状態から抜け出し、物事を正しく判断するのにはどうしたらよいのだろうか?

 副題に、「むき出しの真実ほど恐ろしいものはない 悪魔の用語辞典2」と書かれており、第1巻が存在することが分かるが、先にこちらを読んでしまったので、もしも機会があったら取り上げてみたい。

 この本は、副島隆彦さんとそのお弟子さんたちによる共著で、今の世の中ではすでに通説・定説となっていることや、ごくごく当たり前に行われてきたことに関することの裏に隠されていることが分かりやすく書いてあるというのが特徴である。それぞれの置かれている立場や状態が違うので、必ずしもこの本で取り上げられていることが全て悪いという訳ではない。そのおかげで恩恵にあずかっている人たち、というのか、助かっている方達もおられることも事実だし、非常に判断の難しい例が取り上げられているからだ。その良い例が「安楽死」で、112ページには、副島氏の別の著書「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち」の引用とともに、この部分の著者である石井利明さんの文書として『安楽死は「痛いのは嫌だ!辛いのは嫌だ!」という功利主義から誕生した。死を神が決めるのではなく、人間が決めることにしたのも説明(副島氏著書引用)にあるような功利主義である。』と書かれ、この項目の最後の117ページには「私は、その人それぞれの生き方(死に方)を尊重するような世の中になって欲しいと思う。自分が生き生きと生き、死ぬために法がある。安楽死の問題では、積極的、消極的とかいう考え方より、もっと大きな思想を基にした枠組みが必要なのだ。その枠組みを出来るだけ尊重するのが安楽死を認める条件であるべきだ。」と締められている。この問題はそれぞれの置かれた状況や生き方が大きく絡んでくるのでそう簡単に解決出来る問題ではないのだが、指針の一つが示されているのがよい。これをきっかけにして、自分の場合はどうありたいのか、家族でどうするのか考えて自分たちなりに結論を出すのが良いだろう。

 筆頭の副島隆彦さんの著述部分で個人的に秀逸に思えたのは巻頭の文として書かれた「文学の世界に隠された差別」、『ランボー「酔いどれ船」に隠された真実』、「人類の歴史は病原菌との戦いだった」、「温泉宿の真実が伝わらない」「なぜ日本人はヨーロッパが分からないのかーそれはメディチ家を理解しないからだ」、「フィレンツェを理解しないとヨーロッパが分からない」という見出しで書かれた部分。もちろん今現在残っている全ての文学や芸術作品が何か真実を覆い隠しているものだとは思いたくない自分がいるのも真実で、全てが悪いものだ、としか物事を捉えられなくなってしまうと、とても「感謝」どころではなくなってしまうので考えものなのだが、現実の問題として、どうも今ひとつメディアを通して入ってくる情報が限られていることを考えると、副題の「むき出しの真実ほど恐ろしいものはない」がズバリ的を得ているのだ。そして、物事を本当に正しく捉え、判断するのが難しくなってくる。僅かであっても、気付きたい人にお勧め。

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 意外に冷静に書かれた、現状の問題提起。違う尺度でものを見よう。

 2010年11月27日が発行日となっている、比較的新しい本。とても「硬派」なタイトルに惹かれ、一体何が書いてあるのだろう?ととりあえず読んでみた所、それほど感情に走った内容が書かれていた訳ではなかった。以外に冷静に書かれている。例として「逃げ切りの中高年、犠牲になる若者たち」という見出しで書かれた章は、162ページに「問題は、今の若者たちの多くが不公平感を募らせていることだ。希望通りの就職ができて、生活も安定し、仕事にもやりがいを感じている若者はいったい何パーセントくらいだろうか。20代後半で結婚し、子どもを作り新居を構えるのはほとんどの若い男にとってきわめて難しいことになっている。しかし、考えてみれば不思議な話だ。20代前半で仕事に就いて、20代後半で結婚し、子どもをつくり、30代に新居を構える、というのは贅沢でもなんでもない、ごく普通のことだ。世界有数の経済大国である日本で、それが非常に困難になっている。」と、現状、事実を淡々と書いていあるのだ。確かに、当たり前のことが当たり前に出来なくなっている世の中というのはやはりどこかがおかしい。但し、社会全体の仕組みがこのように出来上がってしまっている以上、携わっている人の意識を変えることに始まり、全ての仕組みを変えないと変わらないので実行するのは極めて難しいと言える。下手にどこかをいじってただぶち壊すだけになってしまうと、単なるぶち壊しになってしまい、その後が出ないからである。100ページには、「日本の若者は、大人になって一人で生きていくための実質的な職業訓練をほとんと受けることなく成長し、ふいに社会に放り出される。議論されるのは学力重視の教育か、それともゆとり教育かというような、どうでもいい話題ばかりである。学力重視もゆとり教育も、一人で生きていける大人にするための具体的なカリキュラムがないという点では変わり映えしない。今のままでは、数パーセントの専門職エリートと、他の単純労働者に完全に分かれてしまって、階層化が固定し、社会から労働力だけでなく活力まで失われてしまうかも知れない。」と書かれており、こちらでも現状にふれて、問題を示しているのだ。

 長い間同じ所に当たり前のように接していると意外に気付かないことが出、それがごく「当たり前」のことになってしまい何が問題なのか、見えなくなってしまう所があるのだ。もちろん、著者の村上龍さんの目を通して書かれたことなので、同じことでも全く違う問題を提起される方もおられるはずである。ほんの少しで合っても、今までとは違う角度からものを見たり、違うものが見えてくるようになるためには有意義です。

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 「自分が一番好きなのは自分」と認めてしまおう!全てはそれからだ。

 はっきり記憶にないのだが、つい数ヶ月前の新聞広告欄に載っているのを見て読んでみようと思った本。大抵の広告には評判の良い本の場合「発行(あるいは売り上げ)何万部」等広告に書かれていることが多いのでてっきり最近出た本かとばっかり思っていたのだが、今手元にある現物は千九百九十八年二月二〇日が発行日として本の後ろに書かれていたので、大ヒットとまでは行かなくてもそれなりに読まれ続けてきた本なのだろう。現にAmazonの発行日は、2007年になっている。(下参照。)著者はアルボムッレ・スマナサーラさんというスリランカ仏教の長老さんである。

 話が少し変わるが、確かに「誰からも好かれる人」というのはとても得である。もちろん、自分が得することだけを考えるというのは単なるわがままに過ぎないので決して良いとは言えないし、かといってダメな時はダメだとはっきり示さなければならないのでその辺りは中々難しい所があるのだが、「誰からも好かれる人」は、周りが大抵のことをしてくれたりして得することが多々あり、どこかでそういう人のことをうらやましく思うことがあるはずだ。結局なんだかんだ言ってある程度まで良いと思う人というのは大抵の場合同じで、裏を返すと「あの人はちょっと…」と思ってしまう人も大抵同じ場合が多いのだ。
 
 この本では、早速22ページに「世界中でほんとにつき合いにくい存在というのは人間です。人間は一番つき合いにくい。それをまず覚えておいて下さい。人間に社会性は全くありません。」と書かれており、アレレ、とも、成る程とも両方に取れる。その反対の社会的動物として23、24ページにミツバチのことが書かれている。『「わたしも女王バチになりたい、わたしも女王バチになりたい。」などと考えているミツバチは一匹たりともいません。働きバチというのはみんなメスなのですよ。でもミツバチの世界には、女王を選ぶ選挙とか、仕事を選ぶ選挙とか、そういうものはまったくありません。ただ何のことなく仕事をしています。(中略)「わたしはハチミツをいっぱい食べたいから盗んでも食べる」などというハチは一匹もいません。ハチミツを見張る必要など全くないのです。』と書かれており、確かにその通りである。本当に社会性があれば、これほどまで問題が起きず、ニュースはいらなくなるだろう。そして、123ページには、子供が万引きした、という事例を取り上げ、『「あなたが万引きしたなどをしたら、わたしは大変恥ずかしくて困りますよ」ということが本当の気持ちなのです。そういう真実の気持ちは隠して、嘘を言うのです。だから子どもの方も全然言うことを聞きません。』と書かれており、これも私が今まで読んだ本の中には書かれていなかったことだ。

 それではこれらをどのように解決したら良いのか、ということで128ページに『「自分にして欲しいことを他人にしなさい。自分がして欲しくないことは決して他人にしてはいけない」ということなのです。そういうふうに自分をコントロールする。もうひとつ人間関係でとても大切なポイントは「生命は全て平等である」ということです。』と書かれている。昔から言われ続けていることであるが、なかなか実感するのが難しい。そして、204ページから209ページにかけて、「慈悲の瞑想法」が書かれており、やってみるとたった一度だけでもイライラした気持ちがなくなっていくので、お薦めです。

 他にも、144ページには『他人の過ちやいけないふるまいは自分には関係ない。見る必要もない。他人のしたこともしなかったことも見る必要もない。自分のことこそ観察したら如何だろう。気にしたら如何だろう。(自分の)したこと、しなかったことを(観察すれば、気にすれば如何だろう)。』153ページには「好かれる人は四つの武器を持っている」という見出しで書かれ、読みやすい文章なのでお薦めです。

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