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知識ゼロからの神道入門
 

 発行日が2006年8月で、最新の本ではない。しかし、神道の多くが口伝えや伝説によって伝えられており、明確な教義をを持たず聖典というかたちで残されていないこともあって意外に神道については中々説明が出来ないのが現状である。そこでおさらいもかねて読んでみた。
 14、15ページに『自分たちを助ける現象全てに「神」の存在を感じた古代の人々』、22、23ページに「自然を崇拝し、祖先を敬うことを教える神道の教義」、140、141ページに「縄文の精霊崇拝と、弥生の祖霊信仰が融合した日本独自の宗教」と言う見出しで書かれ、本来は自分の身の回りにある全てのことやもの、目に見えるもの、見えないものの区別なく大切にする、という日本古来の姿勢が見られ、まさに「もったいない」という言葉がよく理解出来る。神話にも触れ110,
111ページには「炎の神の誕生で終止符が打たれたイザナキとイザナミによる神生み」という見出しで書かれ、どのような神々が誕生したのか細かく書かれているのだが、嘔吐物、糞、尿からも神々が誕生しており、いらないものはない、無用のものはない、全てが何らかのかたちで役割を負い、決して人目につかないようなところでも役に立っているという捉え方がわかる。一神教の場合は、神々と敵対する存在というのが必ずあるのだが、日本の神話にはそのようなのは見受けられず、イザナキが死者の国から戻って禊をしたときに沢山の神々が生まれており、このことからも基本的に「御用の悪」、何か新しいことやものごとが成就する目的で悪いと思われる出来事が存在するという捉え方をしていることもわかるのだ。
 他にも54、55 ページには様々な神殿の建築様式が説明されており、神社が好きな方や建築に興味のある方でしかあまり気に留めないような違いが書かれていることや、次の56 、57ページには鳥居と注連縄の種類が書かれており、これもよほど神社に興味がある人でないと関心を示さないようなことが書かれていて、意外に気づかないようなことでも説明されている。
 当然のことながら入門なので、基礎的な知識しか得られないのだが意外に当たり前すぎて何も気に留めないようなことが多く、何故そうなっているのか?それが何を示しているのか?ということが分からない、あるいは知らないことが多く、単なる習慣でしかない、と思われていることが宗教にルーツを持つものが多いということが分かる。意外に日常の習慣、もしくはあたりまえの概念になっていることに影響が出ていることが多いことが分かる。自分が特定の宗教を信じているのかいないのかは別にして、宗教の影響力はやはりすごいものなのだ。

知識ゼロからの神道入門
武光 誠

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