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 ジャーナリストのベンジャミンフルフォードさんによる著書で2010年4月に初版が発行されている。ベンジャミンフルフォードと言えば、日本のマスメディアが取り上げない情報を発信している貴重なジャーナリストとで、しかも、恐い商売の方達にまで取材をしているというからこれ又驚きである。これでよく命が狙われないのか不思議でならないのだ。

 ここの所は、陰謀論に関する著書が多く、それに関してはもう言い古されているのと、本を実際に読んで頂ければ分かるのであまり詳しく触れない事にする。ただ、数日前に偶然テレビのある部屋へ行ったら他の家族がテレビを見ていて、アメリカ南部の古い町が取り上げられており、昔の奴隷が売買されていた建物が取り上げられていた。その時に、『いわゆる「闇の支配者」と言われている人たちと同じような考え方(いや、闇の支配者そのものかもしれない)だから、このようなことが出来たのか。』という変な所で納得してしまったのだ。「人類家畜化」という考え方を持たなければあのような事が出来るはずないからだ。

 この本で特筆すべきは5章の「フルフォードから古歩道へーー私と日本」というタイトルで書かれた章で、ここではベンジャミンフルフォードさんの半生が書かれているのだが、外交官の子供として生まれたために子供の頃からあちこち海外に移住し、生まれたカナダ以外の学校へ通う機会があったがゆえに色々なことが見えておられる事だ。138、139ページには『ある日、19世紀に起きた戦争の授業があった。午前中は、アメリカがメキシコをだまして領土を奪い、メキシコシティの戦いでは、勇敢な若い軍人が立てこもり、激しく抵抗したが、ついに皆殺しにされてしまった、と教わった。午後の授業では、アメリカはテキサスの自由を守るために戦い、テキサスの軍隊がメキシコに包囲されながら勇敢に戦ったと教えられた。「アラモ砦の戦い」としてアメリカ人なら誰でも知っている。この二つは、なんと同じ「米墨戦争」(アメリカ=メキシコ戦争、1846〜1848)の事を教えていたのだ。これは、私にとって忘れられない印象的な授業であった。その後も、情報に接しながら生きてきて、ジャーナリストを職業にする事になった次第だが、「人間は自分が持っている情報の枠内でしか考えられないものだ。」と早い段階で気付くことができた。今も幸運だったと思っている。』という部分で、限られた情報しかないというのはある意味では不幸なことなのだろう。その意味では自分の母国語以外別の言葉が使えるに超した事はない。他にも141ページには裕福なメキシコ人の友達の誕生日パーティーに呼ばれた時の事が書かれ、『子どもたちは、食べて食べて食べまくってから、食べたものを吐き出して、また食べ直していたのだ。そのパーティーが行われている家の外には、赤ちゃんを抱いた原住民の格好をした貧しそうな女の人が物乞いをしていた。するとそこの主のメキシコ人は「あの人たちに食べ物を恵むと、また来るようになるので絶対にあげてはいけないよ」と言った。私は、この言葉を聞いて、吐くほど食べ物があるのに、矛盾していると怒りを覚えたものだ。』、142、143ページには「このような経緯があるから、私は本当に人種差別が大嫌いだ。と当時に複雑な人類の歴史が積み重なっている現代に至っていることを幼い頃から知ることができた。」と書かれ、ベンジャミンフルフォードさんの背景が見えるのだ。もちろん、毎日物乞いに来られては生活が成り立たないのも本当の事だろうが、吐いては食べることを繰り返しているのもやはり異常に感じ、それが当たり前になってしまうと正にローマ帝国の末期と同じ事になってしまうのだろう。やはり「共生、共存、弥栄」が理論上は良いのだろう。ただ、それに応じられる人がどれだけいるのか?というとこれもまた?である。

 6章「闇の支配者からの解放」では、最近一部で注目されてきたニコラテスラの功績について書かれ、これに関しても一部の権力者や実業家のため、本来人類が受けるべき祝福、特権を奪われてきた、という事実を実感した。やはり真実は隠されているのだろう。この5章、6章がとても価値のある所だ。違う事に関心が向いている方は違う所を挙げるだろう。

 ただ、難点は最後の参考文献にほとんどがベンジャミンフルフォードさん自身の著書が挙られ、他の方の著書が見当たらない事。このような方達の場合、様々な事情で出典を明確に出来ない極秘資料があるのでしょうが、これではどこかに偏りを感じてしまうのだ。そして、「出典を明確に出来ない資料」の場合、それが本当に「信憑性のあるものかどうか」という疑問も残る。「世の中を引っ掻き回そう」と画策したり、本の主題の「闇の支配者」であれば、幾つものガセネタを持ち、「情報を引っ掻き回す」事くらい容易くやってのけるだろうからだ。この手の本を読むとき、書かれている事を鵜呑みにしてはいけないのは鉄則である。

日本を貶めた「闇の支配者」が終焉を迎える日
ベンジャミン・フルフォード

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