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ご訪問ありがとうございます!感謝力を高めて人間性を高め、最終的には良くないことであっても感謝出来るようになれると、意識が変わり、人間性の高い人が増えると世の中が変わります。まだまだ修行が足りない身ですが、一緒に頑張りすぎない程度に頑張りましょう。
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 タイトルに惹かれて読みたくなった本。この本の著者、マイケル・ボルダックさんは7歳の時に父親に母親を殺された(11ページ)という非常に辛く、衝撃的な経験をされておられる。ここまでひどくなくても多少なりとも何らかのトラウマは持っているはずなので、それにどう対処したら良いのか?ということが気になったのだ。この本はあとがきを含めて196ページの新書判で、ページ数が少なめなので読むのに苦労しない。
 36ページには「父親のような悪い人間になるくらいなら自殺するという誓いをたてて決断したのです。」と書かれ、命がけの覚悟で人生を変える決断を下したことが見て取れる。「命がけで」取り組んでいる、ということが著者の方の成功の大きな原因になっているのだろう。確かに、多少なりとも「成功したい」という気持ちはどこかにあるのだが、本当にここまで命がけで取り組んでいるのか?取り組めるのか?というとどうしても?になってしまうのだ。何しろ、今現在金持ちが優遇されているように見えることが多く、彼らがどれだけの大変な思いをして金持ちになったのか?ということにはあまり触れられず、お金があって沢山の物を入手できるという状態がうらやましく見えてしまうだけのことが多いからで、どのようにして他人の役に立ったのか、必要を満たせたのか?ということにはあまり触れられない。本当に自分が他人の役に立つことが出来るのか?必要を満たすことが出来るのか?それには何をしたら良いのか?という方向にもあまり行かないのだ。
 47、48ページには『1つ目は、人は変われるということです。2つ目は、良い変化を起こすことは自分自身にとって「しなければならないこと」でなければならないということです。3つ目は、今この瞬間に、一瞬で自分は変れるのだと信じなければならないということです。』と3つの原則がかかれ、それぞれ丁寧にかつ簡潔に説明されている。70、71ページには「トラウマを引き起こすのは、その出来事自体ではなく、その出来事に対する解釈であり、もっと正確には、その出来事に対して活力を失う意味付けをすることが、あなたの人生にトラウマや痛みや恐怖を引き起こすのです。」、「感情の質が人生の質だからです、」、「私たちは、自分の人生に100%責任を負わなければなりません。」とも書かれ、単なる「成功哲学」だけでなく基本的な生き方まで問われている。84ページにはトラウマを乗り越える5つのステップのまとめが書かれており、どのように対処したら良いのか?ということがまとめてあり、最後に『トラウマを負うということは「何かがおかしい」と気づくこと』、「意味づけを変え、活力を与える意味づけをする」とポイントが提示されている。
 簡潔に要点がまとめられているのと、説明がわかりやすいので自分の人生を変えたい、良くないとらわれから解放されたい、と考えている人にはお勧めです。

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